多様な価値観に触れる道徳の学び
- 公開日
- 2023/07/21
- 更新日
- 2023/07/21
子供たちの姿
4年生の道徳の授業です。「ルールがなくても自分で」という主題で、「節度・節制」の価値を考えます。前半は、『アスレチック公園』という教材を読み、自転車で行く所ではなかった公園に友達と自転車で行ってしまった「ぼく」の行動を自分事に置き換え、「行くか」「行かないか」の判断をする「もと(判断材料)」を、全体やペアトークで掘り起こしていきます。
後半は、教科書を離れ、身近な話題(「沼津のお祭りに行こうと友達に誘われたら(どうする?)」)について、どういう行動を取るかの「もと」を、グループでブレーン・ストーミングし、更には全体での共有も行い、とにかく多様な「もと」に触れていきます。それら多くの「もと」の中から、どれを選び、より節度ある道徳的な行動を選択するのかは「自分」であることに気づいていきます。
典型的な道徳の学び方ではなく、教科の本質に迫るために、授業者が常に学び方をアップデートしていることがうかがえる授業でした。