私立入試を終えて(1)
- 公開日
- 2008/02/12
- 更新日
- 2008/02/12
学校生活
私立入試も終わり、生徒達もひとまずほっとした表情をして登校しました。
生徒達がパソコンで綴った「受験体験記」を紹介していきたいと思います。
受験前日の夜。布団の中で頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。
いつもと違う夜の雰囲気。空気が重たい。
明日、今まで自分が勉強してきた成果がだせるかどうかとても不安で眠れなかった。
9時に布団に入ったのに眠ることができなくて気づいたら10時。
このまま朝がこなければいいのに初めて心から願った。
初めての経験だった。
朝、朝食をとっている時も、トイレに入っている時も心臓がドキドキなっていて張り裂けそうだった。
(もし落ちたらどうなってしまうんだろう?)
そんな事ばっかり考えてしまって明るいことが全く考えられなかった。
受験会場への移動中。案の定暗いイメージばかり膨らむ。
自分が自分でない様な錯覚におちいったのを僕は忘れないと思う。
受験会場に着き自分の席に座るまでの時間がとてもとてもつらかった。
席に座ると周りにいた人達皆自信に満ち溢れているように見えた。
3日前までは正直、俺が落ちるなんて絶対ないだろうな。
とかそんな甘いこと考えていた自分が無性に恥ずかしくなりそして嫌になった。
周りは自信が溢れている表情。自分の顔はどうなっていたんだろう?
1時間目が終わり2時間目が終わり自分のやってきた成果が十分に出せていないような気がしてこの場から早くいなくなりたいという気持ちが募った。
それから自分のやってきた成果が十分にだせた気がしないまま刻々と時間が過ぎ5時間目が終了した。
その瞬間僕は無意識のうちに安堵の息を漏らしていたらしい。
この時はこのことが終わったという安心感で頭がいっぱいなぜだかとても、とても嬉しいという感情ばかりでてきて可笑しかった。
しかし僕だってこれでも受験生ということを思い出し、自分に喝をいれた。
そして家に帰りまずは気持ちを落ち着かせようとお茶を飲んだ。
そして明日の面接のために最終調整を始めた。
3年Y.K君