今週は全国学校給食週間です。
昔、懐かしい献立として、クジラ肉を使った献立を取り入れました。

海に囲まれた日本では、昔からクジラを捕えて食べていました。
日本人にとってクジラは、
ほとんど全身を食べることができる「海からの幸」として大切にされてきました。
肉だけではなく、内臓、皮、尾、骨まで全てを捨てることなく利用することは、
世界でも類を見ない日本の食文化です。
今日は、調査捕鯨の副産物であるヒゲクジラを、オーロラソースで和えました。

校長先生から貴重なお話をいただきました。
現代っ子にとって、お肉といえば牛や豚、鶏でしょうが、
校長先生の子どもの頃は、お肉といえばクジラで、
ごちそうとしてクジラの大和煮などを食べていたそうです。
学校給食でクジラが出ることが多く、
竜田揚げといえば「クジラ」で、人気メニューだったそうです。
学生時代には、近所の定食屋でクジラステーキをおいしく食べたと
懐かしく感じてもらうことができました。

学校給食などの食に関する思い出は、
大人になっても忘れない印象的なものなのですね。
みんなにとってそんな給食でありたいと思います。